熊本へ

仕事が一区切りしたのを機会に、ひょいと熊本へ行くことに。実は、急に決まったわけではなく、友人のイギリス人ジョンさんが熊本からスペインに帰ってしまう前に、一度会っておこう!と思って、秋田→京都→神戸→京都→熊本→神戸という飛び飛び週間を覚悟で一泊二日の旅行へ。

大阪国際空港(伊丹空港)は秋田行きと同じく「16 」ゲート。北と南全然方向は違うけど、同じゲート。

きっと、エンブラエル機が停まるゲートなんかも。秋田へはエンブラエルE190、熊本へはE170。

今回の座席は、右窓側列を選択。神戸沖を飛行中に、六甲のマンションを確認。そういや、先日の秋田行きでは京都の家が見えたな。

秋田と比べると、熊本は近い。あっという間に阿蘇くまもと空港へ。3月23日に新ターミナルオープンになるらしく、現在、仮住まい的な空港に。駐機場からターミナルまでテクテクだいぶん歩いた気がするけど、仮ターミナル的建物を出ると熊本駅方面のバスが目の前に。そして、出発2分前。そのバスの中で、いろいろ検索して、昼ごはんの場所を決める。

熊本といえば、とりあえず熊本ラーメン。バスの中で検索して、数件をマーク。通町筋でバスを降り、アーケードを北上。候補の中で「山水亭」が一番最初に見つかったので入店。とんこつラーメンということで、ドロドロの濃いラーメンかと思ったら…わりとアッサリ。京都ラーメンの濃いめラーメンに慣れると、どこへ行ってもアッサリ系に感じてしまう。

京都というと湯豆腐や湯葉、京野菜にダシ。世間的にはそれが京料理なんだけど、それとは反対にラーメンと焼き肉、パンも大好き。ラーメン激戦区だし、パンの消費は日本で神戸と一二を争うくらい。

ラーメン食べて、腹も落ち着き、散策へアーケードを抜けて、薮の内通りへ。古着屋や個性的な店がポツポツと並ぶ中、お!と目を引いた靴下のディスプレイに誘われてBACKWOODSの店内へ。
MANY MORNINGというポーランドの靴下に惹かれ購入。

バーベキュー柄の靴下なんて、たぶんなかなか無い。左右で色目が違うのもおもしろい。なんじゃこりゃ〜な靴下がいっぱい。

で、マスターと靴下談義をしつつも「どこから来たの?」から始まり、美味しい店の話やら、熊本の音楽事情などを教えてもらう。九州というと、ミュージシャンを多く排出する土地だけど、熊本は今、音楽大ピンチ!だそうな。レコード店や楽器店が他に比べると、少ないし、音楽活動している人自体が少なくなってきてるんだそうな。

「なんとまぁ」という話を聞きながらも、熊本のユニークな店の話を伺う。

そこで紹介してもらった中で、近かった「ブレイカーズ」へ。ここの店長さん、オダギリジョーの雰囲気が漂う超個性的な方。エエ声。今風にいうイケボ?あれこれ並ぶおもちゃ箱みたいな店で話もオモシロイ。で、その店長さんに「河原町に泊まるのなら、旧繊維問屋街がおもしろいよ」と紹介してもらい寄ってみた。

ん?この通りか?と左の建物を見ながら歩いていると、



建物の奥に入る道がある。ここはバンコク?という雰囲気。いやまぁ、バンコクの裏通りよりは、はるかにキレイだけど。写真で撮ると明るく見えるけど、実際はもう数トーン暗い感じ。


古いまま閉まってる店も多いんだけど、リノベーションして開いてるところもポツポツとあって、薄暗い中にその明かりが灯っているのが、これまたけっこうオシャレな雰囲気。表の通り沿いも、新しいめの飲食店などが入っていて、注目の一角になりそう。

ジョンさんナオミさんと合流してさっそく晩ご飯へ。

お二人の行きつけの「ひとくち」で。酒のアテは熊本ならではの馬刺し。食べて飲んで、喋って、笑って。

「ひとくち」の大将はミュージシャンでもあるので、店にはギターもある。それも安いギターではない!ポール・リード・スミス。ブリッジの後ろには山本恭司さんのサインが。

で、そのギターを弾きながら〜♪Highway to Hell♪

僕の経験から、大英帝国圏の人でAC/DCが嫌いという人はあまりいないのでは?と。少なくとも国旗にユニオンジャックがある国の人には、公用語のような存在がAC/DCでは?もしも、次の機会があるならQUEENも試してみたい。

翌日は、朝から快晴!せっかくの晴れなので、まだ一回も行ったことのない水前寺公園へ。
有名ドコロにはヤツがいる。









梅はピークを過ぎた感じだけど、それもまた良し。栗林公園ほど回るのに時間がかかるわけでもなく、ちょうど良い感じ。それにしても見事な剪定。

水前寺公園の次は、江津湖へ。ジョンさんとナオミさんの散歩コースだそうな。

で、ここで、わたくし生まれてはじめてキングフィッシャーが飛んでるところを見ました。
ジョンさんが
「ここにはキングフィッシャーがいて」と言うのが、
「キングフィッシャーがある」と聞こえて
「インドのビール?」と答えるボケっぷり。

キングフィッシャーといえば、KINGFISHERでしょう。でも、そのラベルには、ちゃんとその鳥が載ってる。キングフィッシャーは「かわせみ」のこと。あの「空飛ぶ宝石」のかわせみ。

上の画像にも写ってるんだけど、iPhoneで撮ろうものなら、どれだけ近寄らんとアカンの?というくらい。肉眼で見ると、本当に宝石のような鳥。高速で飛び回る様子も見られて感激。あれを撮ろうとする人も数名いて、やっぱりものすごいレンズ。鳥を撮り始めるとレンズ沼へ一直線という話を聞いたことがあるけど、まさに超光学高額レンズ搭載。もう一つ沼の入口があるとしたら、それは天体撮影かな?航空機や鉄道もバズーカ砲みたいなレンズを付けているのを見かけるけど、まぁ、鳥の撮影カメラはスゴイわ。

水前寺公園と江津湖を快晴の時に訪れることができてラッキー。
熊本空港まで送ってもらった。

次にジョンさんと会うのはハビア/シャビアで!と別れました。

ずっとバルセロナに住んでるんだと思っていたら、そこからさらに4時間40分くらいかかる、アリカンテ県の突き出たイビサ島の向かいの岬の街に住んでいるそうな。これは是非とも行ってみなければ!

帰りの伊丹行きの飛行機に乗り込むところで、またまたドラマが。

乗り込んだところにいたCAさんの顔を見て「あーっ!」と僕もCAさんも同時に声が。

先週、秋田からの帰りの飛行機でも一緒だったCAさん。秋田からの帰りは、吹雪で遅延したうえに、満席の乗客で、搭乗時になんだかバッタバタした感じに。なんだったか僕もよく覚えていないけど、なんかで「どうぞ」と譲ったかなんかで、そのCAさんと会話があったんだけど、あれから一週間ぶりの再会に。

伊丹空港で降りる時に、手渡された飴ちゃんとカードがこちら。


カードの裏にはメッセージが。
なんだかもう、そこ行きの路線があるのなら、しばらくはJAL優先で行く。

4年くらい前に、アリゾナからLos Angeles経由で帰った時のCAさんも素晴らしかったし(石原さとみ似だったので、娘がコードネーム「さとみ」と命名)、ファンはこうやって作られるんだな…と関心。

伊丹空港からは京都ではなく、神戸に帰宅。


コメント

このブログの人気の投稿

新しい教頭先生は、昔のご近所さんだった

今週はあっち行ったりこっち行ったり

悪いことは重なるモノで