講義後のランチ記

今期の佛教大学での非常勤講師が終わり、あとは成績を送信するだけに。

講義の後は、家までの間に食べて帰ることにしていて、3年目の今期は、「同じ店でランチしない」を課題にいろいろな店に入りました。

15回の講義のうち、一回は痛風発作で休講したので、全14回の「孤独のグルメ」…と思ったら、途中で食べずに家まで帰った週が数回。



1週目は「御旅飯店(リンク先は食べログ)」で御旅定食。学生向けなのか、量がっ!でした。町中華の良いところは(いや、ガチ中華も似たようなもんだけど)、とにかく注文からサーブされるまでが早い!腹ペコで入店して、かっ食らって、満腹で店を出る。昔からの町中華な佇まい。餃子の王将のような広さはないのに、負けない人数の厨房スタッフの数。持ち帰りや出前もあるんだろうか?人数の多い厨房はそれだけで活気がある。食べて、見て、香って元気になる店だった。



2週目は「手作り洋食の店 おおさかや(リンク先は食べログ)」。ここは一週目に、大学院の後輩で、同じ時間帯に非常勤講師としてきている同僚に勧められて「じゃぁ、一緒に行こう!」と向かったものの臨時休業。翌週「今週こそ!」の2週目でした。アジフライ好きなので迷わず注文。オススメだった牡蠣フライは、前週でシーズン終了になったそうで残念。


3週目は「喫茶翡翠」。昭和レトロ感満載の「喫茶翡翠」。ここは去年も来たので2回目。記録を見たら、去年もオムライスを頼んでいた。喫茶店のランチといえば、オムライスかナポリタンという刷り込みがあるのか、つい頼んでしまう。でも、Instagramで人気な(=映える?)のは「スパゲティグラタン」。このオムライスも1週目の「御旅飯店」と同様に多い!最後まで飽きずに食べられるのは、具がいろいろ入っているかもしれないけど、50半ばのオッチャンにはちょっと多い!「ふぅ、食べすぎた」と窓から北大路通を眺めながらグレープフルーツジュースを飲む。ちょうど街路樹が窓際の席に影を落として、良い感じに落ち着く。タクシーの運転手もかなりの確率で食べに来ている喫茶店。そりゃハズレはないでしょう。

連休明けの4週目は。今宮神社と船岡山フィールドワーク。そのまま解散したので、家に帰って、最寄りの駅の成城石井で「海老といかと夏野菜のピリ辛坦々和え麺」。


翌5週目も家で昼ごはん。この日の帰りは、授業を終えて帰ろうと正門を出るところの階段で足の具合が悪くなり、コケてしまいスボンの膝に穴を開けるというアクシデント。ランチを食べて帰るスイッチが入らず、大人しく家に帰って「あるもん」でランチ。足の具合も手の具合も悪く、翌日、あまりにもアクシデントが続くので脳のMRIを撮って、無事であることを確認。

その翌6週目は、痛風発作にて休講。具合の悪いことはまだ続く。


7週目は北大路駅近くの「みなとや」。通勤途中に、ここの若旦那がおかもちを持って、出前に行ったり帰ってくるところを見ていたので、「きっと地元民に支持されている食堂に違いない」と寄ってみた。僕が寄った時間は、近所で工事をしていた人達の社食のようになっていた。白身さかなフライ定食は600円!この火曜日の昼ごはんシリーズのなかで一番安いのでは?ここはご飯がたっぷり!白ごはん好きにはたまらん!と思います。昔からの中華料理屋が「町中華」というのなら、「みなとや」のような店は「町食堂」とでも言う存在だろうか?店のフードカウンターには、食品サンプルではなくガンプラが並ぶ。実は、そこも気になって入った店でもある。




8週目の間に、東京で教育研修。ゼミ進行がどうも上手く回らないので、一度研修を受けてみようと思い切って日帰りで研修に。誰かとシェアすると、意外と答えは簡単で、自分が喋らなくても良いんだ…と。そして、月曜日には10ヶ月のバンコク留学を終えて娘が帰国。

8週目は、そんな時差ボケ娘の昼ごはんも兼ねて、北大路の「フレッシュネスバーガー」のテイクアウトハンバーガー。


9週目は「牙山(アサン)」。ピビンバ定食。この店も去年一度訪れている店。変わらぬ佇まいと味。落ち着いた感じの店。もしかして、去年もピビンバ定食を食べていたかもしれない。そういえば、去年、「次来た時はトゥブチゲ定食かサムゲタン定食にしよう」と思っていたのを思い出した。来年は!…あるのか?来年?


10週目は北大路堀川の「中華 六六」。外から中が全然見えない町家。以前、この前を通りかかった時に、食べ終わったばかりのサラリーマン二人連れが出てくるのと、表のメニューをなんにも確認せずに入る二人連れを見掛けたので、「ハズレは無いだろうな」と確信。日替わりの夏野菜の黒酢豚を注文。表だけでなく中も町家。高い天井、ゆったりした広さ。女性客も多い。中華独特の勢いのある炎で、ササッと料理される様子をカウンター席で眺めているだけで、腹が減ってくるマジック。ここは適量でした。それにしても、ひっきりなしに客が出入りする店でした。

11週目。講義終わりに、娘と合流。「スパイスカフェ ディワリ 京都店」でランチ。minaミーナ京都というと、たいてい「Loft」で買い物して終わりだったけど、上にレストランあったのね?でした。日本どこでも世界どこでも安定のインド料理。料理してるのはインド人じゃなくてネパール人であったりするのは、ウチの近所も同じ。これ系のインド料理やのサラダにかかっているドレッシング。どこで食べてもだいたい同じ味がする気がするんだけど、同時に食べてみると違いに気付けるのだろうか?


12週目。千本北大路交差点の南東角。「おおさかや」の近くにある「Cafe町子(マチコ)」。卵たっぷりオムハヤシを注文。2階に階段を上がると、予想以上に広い店内。各種さまざまなテーブルと椅子。一つと揃ったセットがない。自由気ままな感じで良い。天窓からの明かりがたくさん入る席もあれば、奥にはシットリ薄暗い席もある。そんな店だけど、僕が入った時は、修学旅行生が15〜20人くらい入っていた。厨房とホールはテンテコ舞いな感じ。とはいえ、その倍は軽く入りそうな席数だったので、うるさい感じにはならず。食べ終わる少し前に気が付いたのが、全席喫煙可ということ。


13週目。大学から北大路を東に数分の「北京亭 本店」。以前は、この隣にチェーン系居酒屋があって、大学院時代は毎週の読書会の後で飲みに来ていたような気がする。毎週のように隣に通っていた時からあった「北京亭」。その時期は一回も寄ったことがなく、今回が初めて。やっぱり典型的な「町中華」。客層は圧倒的に男子。現役男子も昔の男子も、とにかく男子。量の多さは「御旅飯店」よりもさらに多い。野菜炒めだけで十分やろ!というところに唐揚げが2つ付く。スープに杏仁豆腐。店を出て、外観を撮ると、上に麺のメニュー色々。「ガッツ麺」ってなんやろ?次に挑戦?


14週目は北大路堀川の「カフェふらっと+ベジ」。北大路通の反対側が10週目の「六六」。いわゆるカフェ。少しずつ沢山の種類のおかずが食べられるのが良い。家ではなかなかこんなに種類作れません。作り置いても、よほど計画的に作って消費していかないと、ここまでの種類にはならないです。実は、この店を運営する会社の取締役さんが、僕の散歩知り合い。そんなご縁もあって、「いつか寄らないと…」と思っていた店。地域の交流サロン的な建物の中にあるので、老若男女いろいろな客。僕が入った時は、ちょっと元気過ぎる子どもがギャースカ騒いでいて、コップを割ったり、なかなか落ち着かない感じでした。たまたまのめぐり合わせだったのでしょうけど、長居できる雰囲気ではなかったのが残念。



15週目。基本的に大学の仕事の場合は、仕事帰りに酒を飲むことは滅多にない。授業のフィードバックが気になるし、毎回「あぁ伝えればよかったかな?」「彼は何が言いたかったんだろ?」と振り返りながらの帰路になるので、あんまり飲んでも酔えない。だったら水で十分。

ところが、この日は、大学を出た時点で35℃オーバー。おまけに、最後の授業は学生主催の懇親会でドッチボールとビンゴゲーム。最初はどうなるかと思ったゼミ生達も、最後は自主企画でゼミ時間を過ごせるようになってホッとしたのもあって、「飲むぞ」スイッチがON。いつも「京都陣屋」の前を通りながら「ソーセージとビール、エエやろなぁ」と思ってたのを実現させた。カリーブルストとラタトゥイユに瀬戸内ヴァイツェン。

根を生やして、飲み続けたい気を抑えて、また灼熱の京都北大路通を東へ歩き始めるこのツラさ。とはいえ、半期間のゼミ生たちの成長を見ることができて、ホッと一息。教壇に立つ楽しみには、いろいろあるんだなを実感した今シーズン。


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