和歌山へ行ってきた

この駅は、どこでしょう?

欧州の駅にしては、少し天井が低い。とはいえ、この鉄骨の造形美はなかなかの…ん?左端にJR西日本の車両。

これは天王寺駅の阪和線3,4番ホームを駅端から和歌山向きに撮ったものです。こんな素敵な光景があったことを、僕は阪和線沿線に8年近くも住みながら、知らなかったのです。このホームは快速や区間快速が停車するホームで、僕は普通しか停まらない駅の近くに住んでいたので、このホームではなかったというのもあります。

8月19日は、早朝に丹波橋を出発。

仕事での移動なので、座れることが最優先。追加料金を払って、京阪特急のプレミアムシート。赤い8000系のプレミアムカーは何度か乗ったことがあったけど、青い3000系のプレミアムカーは初めて。8000系の方は、一般車を改造した車両なので、座席と窓の位置が今一つの席があります。でも、3000系のプレミアムカーはイチから作られた車両なので、座席と窓の配置も最適…のはずが、おそらくリクライニングを使うと最適なんだろうな…という位置関係。普通席に慣れているのもあって、なんだか落ち着かない大きすぎる座面のシート。枚方市をすぎる辺りでようやく慣れてきた感じ。

京阪沿線から天王寺へ行くルートは、
1.京橋→(大阪環状線)→天王寺、
2.天満橋→(大阪メトロ谷町線)→天王寺、
3.淀屋橋→(大阪メトロ御堂筋線)→天王寺
という3ルート。
今回は、歩く距離が一番短い3.を選択。せっかくのプレミアム席を少しでも長く乗れるのも3.。

で、冒頭の天王寺駅。関西国際空港や和歌山へ行く特急は、今はほぼ全部環状線や関西本線のある階下ホーム。でも、せっかくなので、上の阪和線のホームも覗いたわけです。
こちらは阪和線の普通列車のホーム。あんまり愛想のない、普通の駅。

そういえば…この右にヒロタのシュークリームを売ってる店があったようだけど…と思って調べてみたら、今、ヒロタはそれどころじゃないのね?学生時代に、一瞬だけヒロタでバイトをしていたことがあります。

こちらは大和路線(関西本線)の普通列車。白い帯がなければ、ほぼ山手線。まだまだ元気に走っております。

ところで、JR西日本が関西本線を大和路線といったり、東海道本線を琵琶湖線や京都線や神戸線と名付けるのって、観光客には紛らわしくないのかな?例えば、関東の人なら、東海道線だと新大阪の次は高槻で、京都線の次の駅は東淀川みたいな。地元の僕は慣れてるけど、他所から来ると「?かもな」と思ったり。

和歌山へはこの車両。登場して11年経つ287系。仕事柄、あちこちのいろんな車両に乗りますが、なかなかの出来だと思います。オールド国鉄ファンには退屈な車両かもしれませんが、足回りがガッチリしていて、あの「電車酔い」で有名な自然振り子列車の特急381系より乗り心地は良いと思います。
夏休み中の新宮行きとあって、増結車両も。

ちょうど良い時間帯の列車がなくて、かなり早めの和歌山着。そういえば以前も、ノンビリ歩いて会場を目指したような。しかし和歌山の日差しは京都よりも強い。京都盆地の蒸し暑さはないけど、日差しの暑さで相殺されている気がする。なるべく日陰を歩くべく、シャッターが並ぶ商店街を縦断する。


みその商店街。このアーケード街に全部店が入ったら、それはそれは壮観だと思いますが…南海の和歌山市駅近くのぶらくり丁商店街の方は、いろいろテコ入れしていて、なんとか踏ん張っている感じがしますが、こちらは既に踏ん張り終わった感がします。

とはいえ、JR和歌山駅からは近いし、立派なアーケード街だし、それほど廃れた感じもしていないです。上に3階建てくらいのマンションがあれば、住むには便利だし、人が住めば店も集まるだろうし、真ん中に病院でもあれば子育て世代や高齢世帯も暮らしやすいのでは?と思ったりします。

AI時代以降は、生身の人間の姿や声が大事な時代になる気がしています。そうなると、集まってワイワイできる空間は需要があると思うんですよね。使い方次第だと思うのです。なんだかモッタイナイ場所だと思います。利権やらなんやらで、再開発もままならないんだと思いますが。

商店街から講演会場への道で、見つけたTAG Heuerの看板(TAG Heuerのセナ特集)。

アイルトン・セナ!

僕が一番F1を熱心に追いかけていた時代でした。つまりF1=セナです。レーサーとしては、ここ一番で勝てなかったし、政治的駆け引きが下手な印象の、ナイジェル・マンセルを応援していましたが、マンセルとてセナがいたからこそ、熱戦レースが見られたんだと思います。

今シーズンは、マックス・フェルスタッペンが圧倒的に強いですが(オトンのヨス・フェルスタッペンはそれほど目立ってなかったけど、息子はスゴイね)悪いけど、セナのような華はないと思います。ヒーローというよりは、敏腕サラリーマンという印象。もはや競技としてF1は別モノになっている感があるので、セナとの単純な比較は気の毒ですが。

セナが亡くなって来年で30年。もうそんな昔のことなのか!と驚き。でも、こうやって約30年後にも広告として登場するのがセナ。こんなレーサーが他にいるだろうか?

講演は無事に終わり帰路。

帰りはタクシーで和歌山駅まで。帰り時間が読めず、事前に切符を購入してなかったので、発券の列に並ぶと券売機が2台しかない!有人のみどりの窓口はさらに長蛇の列。「くろしお」が来るまであと8分。並んでいる人の数が…と計算しても、この人が何枚の切符を買うかはわからない。一つの券売機では、遠距離の乗り換え切符をたくさん発行している様子。「そういうのは、空いている時間帯に買いに来てくれよぉ」と思いながら焦りまくる。

結局、購入して改札を通った時点で「くろしお」はすでに入線済み。ギリギリで乗車。券売機で次に並んでいた人は乗れず…でした。こんなことなら、講演会場からタクシーの中でネット予約すればよかったです。

今、自分のスマートフォンで確認したところ、簡単にネット購入できる設定ができていました。改札は無人化が進んでいるし、券売機も減っていくでしょうね。チケットレスは進んでいるし、いずれは中国のようにQRコードで乗るようになるんだろうな。



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