美山かやぶきの里から自転車で

 

いつもの自転車仲間の皆さんに、美山へ美味しいピザを食べに行こうツアーに誘われました。

JR山陰線の日吉駅まで輪行して、そこから自転車で美山かやぶきの里まで行き、また日吉駅から輪行という往復48kmのプランでした。

最寄りの駅から京都駅まで、そして園部駅までは一人。京都駅までは少し早い通勤時間帯なので、混雑が心配でしたが、わりと真ん中辺りの車両でも空いていてラッキー。京都始発の山陰線も嵯峨野方面の観光客で混んでたら…と心配だったけど、7:45発園部行きの電車は、6両編成の前から3両目くらいまでは空席が目立ってました。

園部駅というのが曲者で、京都から来た電車が何番ホームに入線して、園部始発の電車が何番ホームから出るのか、乗換案内系ソフトでは一切出てこないのです。僕が乗った電車は3番ホームに入線し、園部発は2番線。というわけで、エレベーターで自転車を上げて跨線橋を移動して、ホームに降りて…という作業でした。「そんなことかもしれない」と予想して、乗り換え時間が20分という、かなり余裕を持った園部駅での乗り継ぎ。ところが、僕が乗った次の8:00京都駅発の電車は、園部駅の1番ホームに入線。跨線橋を渡らずに2番線への乗り継ぎが可能。次の電車との乗り継ぎは5分。6両編成から2両編成への乗り継ぎだから、よっぽど端っこに乗ってしまわない限り、5分でも余裕の乗り継ぎだったはず。到着ホームと出発ホームさえわかっていれば、あと15分は余分に寝られたかも。

園部駅で、お仲間のあやこさんと合流。園部から日吉まではガラ空きの車内。

ゆっくり自転車を置けました。ここだと急停車しても、バタンと倒れなくてすむメリットもあるわけです。こんなのめったにできませんけど。

無事に日吉駅に到着後は速やかに自転車を組み立てて、集合場所の日吉ダムへ向かう。が、毎度のごとく、初心者なうえに、ディスクブレーキ仕様の僕の自転車は組み立てに時間がかかる。あやこさんに組み立て風景を激写される。もともと後輪の入り口がとっても狭くて、はまりにくい構造。最近、フレームをちょっと引っ張って、エイヤ!とちょっと強引に押し込むとスポンとハマることに気が付き、以前ほどは焦らずに組み立てられるように。

無事に組み上がり、試走して走れることを確認。いざ、日吉ダムへ。僕のマラソン初戦は、この日吉ダムで行われる日吉ダムハーフマラソンになる予定だったのが、台風かなんかで中止になり、それ以降は開催されていないので、僕の中では幻の大会であり、日吉ダムもあれ以降、行く機会がない状態。

エッチラオッチラ自転車を漕いで登った日吉ダム。

日吉ダムのダム湖もパチリ。
でも、とっくに集まっているはずのメンバーの姿が見えない。「ダムの駐車場」と聞いてはいたが、ソレらしき姿は皆無。電話すると、ダムの下のキャンプ場の駐車場にいる!せっかく登ったダムをシャーッと下り無事にみなさんと合流。今回は、合計7名のサイクリング。いやはや、とんだウォーミングアップでした。

常に2番目3番目という空気抵抗の少ないポジションで走らせてもらい、思ったよりもかなり楽に美山かやぶきの里へ到着。

まずは、ジェラートの店へ。



続いて、ピザ屋へ。日曜日のお昼とあって、予約客でいっぱい。僕らも予約しての訪問。


食べた後は、熱中症予防に、由良川へドボン。エエ年のおっさんおばちゃんが川に浸かって水浴び。近くでは、地元の小学生らしき女子二人が、沈下橋から川へ何度も飛び込みながら遊ぶ姿が。ザ・野生児でした。こういった子達が、この先いろんな物を吸収して、受験ではどうかわからないけど、長い人生では上手く切り抜けていくんだろうなと思ったり、そうであって欲しいなと思ったり。

十分、身体が冷えたところで、灼熱の時間帯を走る美山からの岐路を走り出す。日吉ダムキャンプ場の駐車場まで帰ってきたところで、まだまだ走れそうな感じだったので、日吉駅からの輪行はやめることに。この先、始発電車のある園部駅からの輪行、同じく始発のある亀岡駅からの輪行、あわよくば家まで自走という3つの選択肢を残すことに。

日吉で3人とは別れ、残り4人でとりあえず亀岡まで目指す。園部手前のコンビニで氷と水を補給して、さてどうする?で、まだまだ元気なので園部駅からの輪行もパス。

結局、ファミリーマート亀岡宮前町店まで同行して、ここから大阪組とは別行動。京都市内へは僕一人でのサイクリング。約33kmの単独走行。しかも日没の時刻は刻一刻と迫ってきている。僕のライトの明るさが今ひとつなので、師匠のライトと交換。めちゃくちゃ明るい。これで万が一の日没後走行も心強い。

亀岡市は横に長い。国道9号線沿いに走るも、なかなか通り過ぎることができない。行けども行けども亀岡市。これは東海道新幹線で、行けども行けども静岡県のアレと似たような感覚。そして、最後に待っていたのが、老ノ坂峠。事前に、ここの高低差が一番キツイのを確認はしていたけど、ここまでキツイとは…でした。残り数百メートルのところで自転車走行を断念。押して登りました。頂上はトンネル。夕刻のそのトンネルのまた不気味なこと。


でも、トンネルを過ぎると、一気に下り坂。沓掛を通り過ぎて、9号線と分かれるポイントを間違え、かつらの自衛隊の北を走るつもりが、南の桂川に。JRをくぐれるのに、ナビは向日町駅方面の踏切を渡れと言ってくる。だいぶん暗くなってきたのでナビを頼りにしはじめたら、いきなり「なんじゃそりゃ?」な道を案内してくる。

やっとのことで、桂川の久世橋に到着。
ここまでくれば、通り慣れた道ばかり。

結局、日吉駅→日吉ダム→美山かやぶきの里→日吉駅→亀岡→自宅で、実動は5時間22秒。距離は114.23km。あとでデータを確認したら、最高速度は49.6kmが出てました。この自転車で出した最高速度ではないか?と思います。総上昇量が1229.4mでこれも最高記録。最大心拍数の180bpmも最近じゃ出してなかった数値(マラソンやってた頃は普通に出してました)。朝との体重差はマイナス1.5kg。かなりの水を飲んでいたけど、それでもこの減量。

いろいろ身体的にはシンドイサイクリングでした。後期のフルマラソン後くらいの疲れがありました。初期のフルマラソン後のような「もう歩けない」な疲れはさすがにないけど、近年経験してなかった疲れでした。とはいえ、こんなこと、誘ってもらわないとできなかったと思います。愉快な仲間達とのサイクリングは楽しかったです。で、来週もまたサイクリングツアーの企画があるらしい。


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