静岡市へ

 

和子さんの長年の盟友で、かつ彼女が居なかったら、僕と和子さんは出逢ってなかったという、麻子さんの結婚式in 静岡市に、京都から家族3人で参加しました。

退院後、これまでの最長移動は、8月19日に大阪にあるかかりつけ内科への受診で、大阪の北浜まで往復した時。それ以外は、地元の京都市や入院していた宇治徳洲会病院のある宇治市から出ることはなく、通院とリハビリ運動、買い物でエリア内をウロウロするのみ。

そんな僕が、静岡市の三保松原まで出掛けました。この予定は退院前から入っていて、結婚式とパーティーに参加することを、一つの目標にリハビリしていたと言っても良いかもしれないです。

今回は、家族3人が招待されたので、自家用車で静岡市清水区まで移動することに。往路のルートは、宇治西IC→(京滋バイパス)→瀬田東JCT→草津JCT→(新名神)→(伊勢湾岸道)→豊田JCT→(東名)→清水ICという経路で移動。ずっと以前、家族でナガシマスパーランドに遊びに行った時が、自動車での東行き最遠地だったのですが、それが名古屋を超えて、浜松を超えて、静岡市まで行き、自動車での移動最長記録になりました。名古屋を超えると、高速道路はとても穏やかな車線変更で、最高速度オーバーも名神高速道路エリアに比べると、遥かに少ないような気が…気のせいか?

途中、新名神の鈴鹿PAでトイレ休憩。食事も取ろうかと思ったら、あまりの混雑ぶりに、次の伊勢湾岸自動車道の湾岸長島PAで食事をすることに。

名古屋も近いので、味噌カツ丼をチョイス。味噌汁がついてくるかと思ったら、フニャフニャのうどん。ううう…うどん県人にとっては、全く別物のきしめんの方が割り切れる。とはいえ、鈴鹿PAの混雑ぶりから一転。のんびりムードの湾岸長島PAでゆったり休憩でき、次の休憩は、浜名湖SA

新卒社会人ホヤホヤの僕が、研修で1週間過ごしたのが静岡県立三ヶ日青年の家。そこから東へ真っ直ぐ2.5kmの浜名湖SA。研修のメニューにボート研修があり、みんなで漕いで湖の沖に出たところで、ボートから浜名湖に飛び込んだのは、楽しかった思い出の一つ。

三ケ日(みっかび)みかん!これも懐かしい。三ヶ日青年の家の後は、西気賀にある社員寮から、細江工場へ通いながらの工場研修が続きました。思えば、あの1ヶ月間が最後の学生気分と社会人への長い入口でした。今は浜松市になっているけど、僕が新卒社会人だった頃、この辺りは引佐郡で、これを「いなさぐん」と読めるのが必須でした。

それにしても、静岡県は東西に長い。浜松から先が、やっぱり長い。新幹線に乗っていても、「まだ静岡県?」と感じるけど、それは高速道路で移動していても同じ。行けども行けども静岡県。しかも高速道路の両脇は、新幹線以上に風景が見えない。今どこ?はGPS画面で確認するしかない。旅情もへったくれもないのが高速道路での移動。高速バスだと少し景観も楽しめるのかな?

やっとのことで清水IC。途中から気が付いた。京都の家を出た時は蒸し暑かったのが、浜松を過ぎた辺りから、涼しいを通り越して肌寒くさえ感じる。Googleマップによると、目的地までは、清水ICまで行くよりも、手前の静岡ICで高速道路を降りて、海岸線沿いを東に走った方が所要時間が短かいと出るけど、肌寒さを解消するべく、清水区でユニクロを探したらユニクロ エスパルスドリームプラザ店が出たので、清水IC経由でそこへ寄ってみることに。ViVaファストショップ!ちょうどよいお買い得なジャケットを手に入れ、これで肌寒さ対策も万全。

そして、グルッと清水の折戸湾を回って目的地の'Ulalenaに到着。

休憩を含めて、5時間50分の移動でした。着ているのは、ユニクロで買った青いジャケット。さすがに、到着後しばらくは、長時間乗車で足腰がカチコチになってました。が、'Ulalenaに着いて客室に通されると、そのカチコチが一気に和らぐようなナイスな部屋。


広い!すべてがユッタリ。そして、和子さんに聞いたら、一部屋5万円。3人で泊まるから一人あたりの料金は、東京のホテルと比べたら…「えええ?!」なコスパの良さ。
客室のWi-Fiは、カウンターに見える4本アンテナのルーターでかなり安定。ワーケーションにも十分対応できるはず。

到着後の夜は、三保のイタリア料理屋さんで前夜祭。

熊本から参加のジョンさんとも久しぶりに再会。入院中は、熊本や彼の本宅のあるスペインとテレビ電話で毎月のように話していたけど、実際に会うのは彼の誕生パーティーをした12月以来、約10ヶ月ぶり(この時)。この間、彼も腰の具合が悪かったはずだけど、そうは見えないくらいに回復してました。お互いに頑張った春から夏でした。
翌朝は、御穂神社で麻子さんとジョンさんの結婚式に参列。こちらのジョンさんは、スコットランド出身なので、正装はあのタータンチェックのスカート。一方、麻子さんは国籍はアメリカ人だけど、ルーツは熊本県なのか和装。これがまた、黒生地に金模様のゴージャスな柄で、アメリカナイズしてきた麻子さんにピッタリ。上の画像は、二人が神職から盃の段取りを聞いているところ。
僕もスーツにプレーン襟の白シャツにシルバーネクタイという欧州だと、これより上だとタキシード着用になるランクの服装(ただし足元はON Cloud6のオールブラック)で参加。厳かな雰囲気の中で結婚の儀が執り行われました。

その後は、参加した皆さんと、「せっかくここまで着たのなら、三保の松原を見に行こう!」というドイツ人の音頭に乗って海岸へ。



晴れていれば、富士山がすぐそこでお崇めたはずなのに、あいにくの曇天。とはいえ、京都という海岸から遠い町で暮らしていると、海がそこにあるだけでウレシクなります。それにしても、黒い砂浜というのが、いくつになっても驚きます。西日本はたいてい白い砂浜ですが、東日本の海岸は黒い。火山灰の影響だと思うけど、白い砂浜になれた西日本の人間からすると、驚きの光景。
御穂神社から'Ulalenaに帰ってきて、午後は結婚披露パーティー。和子さんのスピーチにビンゴ大会、DJが繰り出す80年代ブリティッシュポップスにあわせたダンスパーティーは大盛りあがり。僕達もスーツから少しリラックスした服装(足元はデニムカラーのON Cloud6)に変えて参加。

夜は、隣の建物の大広間でカラオケ大会。先陣切って歌ったのは我が娘。歌は沢田研二の「勝手にしやがれ」(1977年)。パーティーの80年代ミュージックから、一気に昭和へと流れていく宴会。会場は医療関係者と柔道関係者が半々というカオス。それぞれが別々かと思いきや、それぞれに昭和感アリアリという混ざり具合。さすがに座敷で長時間座ると、股関節の具合が悪い。座布団を重ねて座ったり、高齢者用の低い椅子に座ってみたりして、最後まで残る。

最終日の朝は、少し晴れ間も見えるくらいに天気は回復。心配していた台風23号も、本州から離れた場所を通過の模様。皆さんにお別れの挨拶をして、いざ京都に向けて出発。
'Ulalenaを出て、国道150号線を西に進んでいると、ドアミラーに富士山の姿が。帰りは浜名湖と湾岸長島の2箇所で休憩。
湾岸長島PAでは快晴。あまりの天気の良さと、温かさに和子さんはウトウト仮眠。ゆっくり休憩した後は、京滋バイパスから名神高速道路に入って京都南ICで降りる。大津の手前からガソリン残量が赤マーク。連休最終日の渋滞はあったものの、20kmを安定して走り無事にガソリン補給。そして帰宅。

帰りは5時間30分でした。去年訪れた銚子市が新幹線と特急しおさいで片道4時間50分。自動車と鉄道の揺れの違いを考えると、同じくらいの疲労度かもしれない。とりあえず、無事に静岡市清水区までの往復することができました。少し自信になったけど、まだまだ人混みの中を歩いて乗り換えたりする練習も必要なので、復帰に向けて、ボチボチと遠出の練習をする予定。


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