往復12時間半!神栖市へ日帰り

茨城県神栖市にある茨城県立波崎高校での講演で、往復12時間半の旅をしてきました。今回は、仕事人生発の乗り遅れをするなど、波乱ありのドキドキ旅でした。

朝7時半の新幹線。今回もSワーク車両のPシート。グリーン席ほど高くなく、かつ3人掛けシートを2人で使う、1.5席分の余裕が気持ちのゆとりを作ってくれます。実は、僕、グリーン席のシートが今ひとつあわない人間です。グリーン席のシート奥行きが僕の短い足には合わず、一番後ろまで深く座ると、膝の曲がる位置にまだ座面があって、ちょうどいい角度で膝が曲げられないんです。

去年も同じコースでの神栖市波崎高校ツアー。今回も、京都→(東海道新幹線)→品川→(横須賀線)→東京→(総武本線:特急しおさい)→銚子→(関東バス)→という往路の行程。なぜ、新幹線で東京まで行かないのか?です。

交通事故の影響もあって、足の動きが今ひとつなのです。とくに階段の昇り降りは、慎重になっています。左足に若干のシビレが残っているので、左足をソコに着きたいのに、少しズレたところに着地することがあります。なるべく移動距離や階段、人の流れが規則的な場所を通るようにしています。

新幹線で東京まで行って総武線に乗り換えると、東京駅の総武線地下ホームまでの複雑な人流の中での長い移動が心配なんです。そこで移動距離が短く、人の流れが整っている品川駅で横須賀線に乗り換え、東京駅に到着する総武線ホーム内での移動にすれば長い距離を移動しなくて済み安全。

そう目論んで品川駅で横須賀線から来る総武線快速を待っていたら、その快速が5分の遅延。しかも、東京駅に着くまで間にさらに遅延が拡大。

東京駅に到着したら、総武本線の特急「しおさい3号」への乗り換え時間は1分弱というタイトな乗り換え時間に。

総武3番線に到着した快速から、「しおさい」の待つ総武2番線へ、一度、上の階に上がって、ホームへの階段を降りていく。総武線の乗り換えコンコースが、これまた見通しが今ひとつ良くない。ホームから上がってきたら、もう一つ上の階に行く階段とエスカレーターが邪魔して、向こうのホームに降りる階段の場所がわかりにくい。そういう乗り換えをする人が少ないから、そうなっているのかもしれないけど…

で、探したホームに向かう階段を降りている最中に、特急「しおさい」は出発してしまい、ホームで最後尾を見送る。車掌の顔と僕の顔がバチバチと向き合う。僕の横を通り過ぎて、「しおさい」の尾灯が暗闇に消えていく。

城達也のナレーションが聞こえる

「今、万感の思いを込めて汽笛が鳴る。さらば総武特急しおさい」
「メーテルゥゥ〜」 

なんて寸劇に浸っている場合ではない。
「しおさい」への乗り遅れにガックリする間もなく「なんとかせんと!」「他の行く方法を考えないと!」です。

次の「しおさい5号」は4時間半後の出発。これでは絶対に間に合わない。高速バスで鹿島バスセンターまで行き、そこから講演会場まで市役所の人に拾ってもらうかタクシーで向か方法もある。高速バスは時間帯によっては10分おきに出発しているから、いけるかもしれないけど、バスセンターから先の交通手段が問題。

まずはJRのインフォメーションで情報収集。ここで気が付いた。この冬一番の寒波だというのに、全身大汗。必死で頑張って歩いた。それで間に合わなかった。仕方ない。インフォメーションオンお姉さんも「あらあら」という感じで見守ってくれました。

自分でもいろいろ調べた結果、「しおさい」の次の総武線快速で千葉まで行き、そこから銚子まで「総武本線各駅停車の旅」をするのが確実に目的地に近付ける。この方法だと銚子駅の到着は13:03。乗るはずだった「しおさい3号」で銚子に着いて、昼ご飯を食べた後で乗ろうと予定していた銚子駅からの関東バスが13:03発。ここでもタッチの差で間に合わない。

銚子からの交通手段は、道中で考えることにして、とりあえず東京から千葉まで総武線快速で移動。地上ではJR中央・総武線は信号確認の影響で、運休が出たり遅延が起こったりしていたようですが、横須賀線からの直通電車に関してはダイヤ通り動いてました。

長編成の横須賀線快速から、4量編成の総武本線各駅停車に乗り換える。この乗り換えは、同じ島のあっちとこっちなので、階段を上らなくて済む移動。とは言え、長い編成の列車から、短い列車に乗り換えると、「向かいのホームって言ってたけど、どこ?」になる。
総武本線の普通電車は、4ドアの通勤型に見えるけど、運転台のついている車両には、ドアとドアの間がセミクロスシートになっている車両がある。
どことなく昭和のおもむき。
もっとも関西には、昭和そのまんまの車両が走っています。
どや!
外見も、これや!
と言ってる場合ではない。銚子からの交通手段を考えないと!

いろいろ検索してみたけど、バスでは行けそうにない。かくなるうえはタクシー。銚子駅から波崎高校まで乗ると、

17分で4,640円と出る。5,000円くらい見込んでおかないと!

でも、波崎高校から一番近い駅は、成田線の椎柴駅。椎柴駅からのタクシーを調べると、9分で2,670円。これは安い!

しかも、Googleマップで調べると、駅前に「大丸タクシー野尻営業所」とある!だけど、ストリートビューで確認すると、なんとものんびりした駅前。タクシーの営業所はあるが、待っているタクシーはゼロのよう。呼んだところでいつ来てくれるかは不明。

さぁ、ここからが考えどころ。リスクはあるが、銚子の一つ手前の松岸駅で成田線に乗り換えて椎柴駅に行き、そこへ安いタクシーを呼ぶか?呼ぶなら、停車時間の長い八日市場駅での停車中が電話のチャンス。到着25分以上前なら、よそからタクシーが来るにしても間に合うはず。それか、駅待ちタクシーのいる銚子駅まで行き、少々高くても確実なタクシーに乗るか?さいわい、成田線の乗り換えもそんなに待たなくて良い。

結局、銚子まで行くことにしました。ここまでで十分リスキーな選択をしてきたと反省。ここは金払っても確実な方を選択することに。


銚子駅に千葉発銚子行きの各駅停車が入線するのを見届けるかのように、乗るはずだった関東バスが出発。

実は、銚子駅まで乗ったのは、もう一つ目的がありました。それは、「しおさい」から関東バスまでの1時間で食べる予定だった昼ご飯。その1時間が無くなり、昼ご飯を食べ損なったのもあって、銚子駅のNewDaysでなんか買おう!と思ったからでした。

サンドイッチを買って、なんとかカロリー源を腹に届けて、タクシーへ。地方のタクシーの共通点。それはものすごい勢いで回るメーター。利根川を渡ってしばらくは固定料金なのが、そこからはブンブンと数字が上がっていく。で、波崎高校の手前の交差点で4,000円ジャスト。すると、運転手さんはそこでメーターを止めて精算に。ネットで調べた4,640円より安い。5,000円を覚悟していたので、ちょっとウレシイ。

しかし、無効になった、この「しおさい3号」の特急券1,480円を忘れちゃなるめぇ。
とはいえ、間に合った!
当初の到着予定時間とほぼ同じ時刻に、波崎高校に到着。講演時間にはまったく問題なし。

波崎高校で講演を終えた後は、変える方向が同じ物理の先生のクルマに乗せてもらって銚子まで帰りました。話が盛り上がったので、お昼に寄る予定だった「吉原食堂」で晩ご飯も一緒に食べました。
毎回、アジフライ定食なんですが、今回はサンマのフライが入った日替わり定食にしました。

帰りの「しおさい14号」は初めてのグリーン車。事故後、一番遠い旅行だったので、帰りはおそらくヘロヘロだろうと。それで、帰りはユックリ静かに帰れるようにとグリーンにしました。4席✕7列=28席あるグリーン車はマックスで5人乗車でした。静かでした。

そして、東京駅の深い総武線ホームから新幹線ホームへ移動。やっぱり人の流れがアッチコッチでぶつかりスムーズとは言い難い。それでも、工事中の頃に比べるとだいぶん落ち着いた気がします。

東京からの新幹線もグリーン車。今回は、予約が遅くて、割引値段じゃないグリーン席。去年、銚子を往復した時は、行きも帰りも普通車の隣りに座った客が、イマイチな人たちで疲れ倍増したので、今回は行きはPシート、帰りはグリーンに。

やっぱり座り心地は今ひとつだけど、照明が電球色なのが良い。それと、帰りに食事を買うことができなかった場合でも、グリーン車ならなにか食べるものがある。普通車では車内販売がなくなり、以前腹ペコな思いをしたことがあった(高萩市へ出張したこの時)ので、それも回避。

寒波が連れて来るであろう雪も、僕が関が原を通過する頃は、まだ降ってなくて、雪を落とすスプリンクラーも作動してませんでした。東海道新幹線の雪対策もいろいろやってるんですね。こんなサイトがありました。

そもそも、岐阜羽島や米原を経由させようとするから、豪雪地帯を通って雪対策が必要なので、名古屋から四日市方向に向かい、そこから甲賀市や草津市まで山脈を貫いて京都に通したら、ずっと冬の運行が安定すると思うんですけどね。で敦賀〜米原〜岐阜羽島〜名古屋は、北陸新幹線の路線にする。これだと、JR西日本が黙ってないでしょうね。北陸新幹線はJR西日本の路線なのに、JR西日本の駅に繋がらない。どっちみち新幹線の新大阪駅はJR東海管轄になっているから、エエやんと思いますけどね。

とにかく天候に左右されることなく、無事に神栖市から帰ってくることができました。運行には左右されたけど、講演はいつも通りにできたし、どこもケガしたり不具合が起きることなく、朝7時に家を出て、22時半に帰ってくるという15時間の日帰り旅行ができました。

「しおさい3号」に乗り遅れたことも、
    なにもかも、みな懐かしい。


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