徳島県へ

徳島での講演(この講演)へ行ってきました。京都から徳島は、いろんなルートがあります。

1.京都→(新幹線)→岡山→(快速マリンライナー)→高松→(特急うずしお)→徳島
2.京都→(高速バス・阿波エクスプレス京都号)→徳島
3.京都→(新幹線)→新神戸→(高速バス)→徳島

9時に京都を出発するとして、一番早いのは3.で12:11着。
次が2.の12:14着。
一番遅くて一番料金が高いのが(片道13,170円)1.で13:04着。お値段は3.の約2倍。
一番安い2.は片道4,300円。
一番安いのに、最速からから3分しか違わない2.が選ばれるわけです。いくら鉄道好きでも、ここで1.を選ぶのは無い。乗り鉄をしにいくのならアリかもしれないけど、今回は仕事で行くので、ここは2.で。

京都駅の塩小路側バス停からの出発。京阪バスの車両。明石海峡大橋までの高速道路のルートは、これまたいろいろあるのですが、今回は名神高速道から阪神高速3号神戸線を抜けて、5号湾岸線→名谷JCT→垂水JCT→明石海峡大橋というルート。

途中、神戸大学が見えたので、「もしかすると」と確認したら、ウチの「六甲の家」が入っているマンションも見えました。

途中までは、いつも六甲の家へ行く時に使っている、お馴染みの高速道路でした。徳島や高松へバスで向かったことはあるけど、この阪神高速3号神戸線で抜けたのは初めてかもしれない。

室津PAで休憩。左から京都発高松行き、京都発徳島行き、そして京都発高知行き。左2つは京阪バス。右の高知行きは土佐電バス。

僕が乗った徳島行きは、鳴門の観光地のバス停を経由する便でした。一般道から大鳴門橋がよく見えました。

予定では12:14着でしたが、11:58に到着。一番安くて、一番早い交通手段になってました。バス旅は席を立ってウロウロできないのが欠点だけど、それでも隣の席が埋まることは(空港連絡バス以外は)めったに無いのでユックリ移動できます。

徳島駅前は信号機の上に阿波おどり。駅前の郵便ポストの上にも阿波おどりの彫刻。
 

今回、鉄道は最寄り駅から京都駅までの近鉄のみでしたが、JR徳島駅は覗いておきました。

帰りのバス停。「EDDY」は徳島バスの所属バス。爽やかな色合いのEDDYは「うずしお」という意味で使われているらしいですが、僕にとって(というかハードロックファンにとって)エディーというと、イギリスのメタルバンド「IRON MAIDEN」の「Eddie the Head」でしょう。いつか、一時期でも、あのエディーのイラストの入ったバスが走ることがあればオモシロイな…と思っています。

帰路、あんまり時間はなかったのですが、徳島駅の東にある「セルフうどん やま 徳島駅前店」に寄りました。寄ったといっても、うどんを食べる時間もなく、前まで行って写真を撮っただけです。

高校時代、数回、高松から徳島まで自転車で往復したことがありました。今、Google Mapsで調べたところ、片道72.9kmあったようです(往復145.8km!)。今のように高速道路のない時代。ノンビリと国道11号線を海沿いを走ったり、長尾街道から白鳥に抜けて11号線に同流したりして徳島との往復をしました。で、その徳島側のゴールが、この「セルフうどん やま 徳島駅前店」でした。どのくらいの時間をかけて走っていたのか覚えていないけど、朝ごはんを食べて、晩ごはんにはユックリ間に合うくらいだったから、休憩を入れて7時間くらいだったのかな?

時間があれば、中に入って、ズルズルッといきたいところでしたが、撮ってバス停に行くと、もう乗車が始まっていました。昔と変わらず、店が残っていたことが確認できてヨカッタです。

帰りの室津PAからの瀬戸内海。一日中、天気がよかった。

帰りの高速道路は、休日の高速道路でお馴染みの「湊川ICを先頭に」の大渋滞。この日は12kmの渋滞。さすが8月最後の日曜日の夕方!…というわけで、バスは阪神高速湾岸線を諦めて、7号北神戸線から中国自動車道を抜けて、吹田JCTで名神高速道路に合流するルートに。

とはいえ、こっちも、毎度おなじみの「宝塚ICを先頭に」の渋滞中。さいわい、バスがこの渋滞に差し掛かる頃は、渋滞もだいぶん解消していて、停止するほどの渋滞はなくなってました。が、あれほど良かった天気は一転して、土砂降りの宝塚から吹田の区間でした。

帰りは、淡路島内での工事渋滞などもあって、往路よりも時間がかかりました。でも、定刻よりも1分早く到着。

行きの京都タワーと写っているバスのナンバープレートと、帰ってきたバスのナンバープレートが同じ。ドライバーさんも同じでした。そして、座席番号も同じでした。往路で乗ったままのポケットの中のチラシ配置でした。

バスを降りて、ドライバーさんと「行きも帰りも一緒でしたね。お疲れ様でした」とお互いに挨拶。

全国あちこち出掛ける出張の多い僕が実感する、都会と田舎の差が大きく出るところの一つが、公共交通のドライバーの質です。

今回のバスドライバーは、技術的にも人柄もとても感じのいい人でした。が、徳島駅から講演会場へ向かうタクシーの運転手は、感じの悪い昭和のゴロツキドライバーでした。目的地を伝えて、「着きました」と言われて止まった場所は、どうも講演主催者が伝えた場所と違ったようで、担当さんに電話をつなぐと「そこから海側に行ってもらって、その先から駐車場を通って…」とのこと。それをドライバーに伝えると「ここまで迎えに来んかい!」と激昂。とりあえず指定の場所まで行ってもらい、ようやく皆さんがお迎えの場に着くことができたのですが「そのタクシーチケットは切れない」と言ったり、領収書は言われないと出さなかったり…なんじゃソリャ?なドライバーでした。

しかし、昔はこんなのがたくさんいたなぁと思い出しました。「〇〇まで」「知らん!」「なんでやねん!」なんてのもありました。今なら「ナビで調べたら?」と言えますが、知らない土地で知らない道路だから、タクシーを使うわけで、それを「知らん」とは…。そんな、自分の知らない場所へ行けないドライバーというのも(ヘタレの極みですが)いました。今回のドライバーも「迎えに来んかい!」と言うより「送らんかい!」ですわ。なんのためのタクシーなのやら。

自動運転技術が導入されたら、途端に不要になるドライバーと、自動運転時代になっても必要とされるドライバーの差は、極端に大きくなると思います。


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