島根県邑南町から高知県土佐清水市へ
12月15日の夜、島根県邑南町で講演して、17日の午前に高知県土佐清水市で講演するという、講演ツアーでした。
島根県邑南町へは広島駅まで新幹線で行き、そこから広電バスの浜田行きに乗って、瑞穂ICで下車。そこに邑南町のスタッフさんが迎えに来てくれていて、そこから講演会場へ。この広島から浜田に抜けるルートは「神楽ルート」と呼ばれているらしい。
瑞穂ICまであと少し、という寒曳山パーキングエリアで休憩。そして、瑞穂ICに到着。生まれて初めての島根県上陸。
講演(参照)は盛況に終わり、講演後が宿泊というので、スタッフさん達と打ち上げへ。居酒屋で打ち上げなんて、当たり前のようにできていたのが、コロナ禍でスッカリ様変わりでしたが、やっと!でした。講演後の打ち上げは、コロナ禍以降はじめて。改めて一段落した実感。
が、順調だったのは、ここまで。
翌16日土曜日は、一日かけてこの邑南町から、高知県の土佐清水市までの移動。当初は、9時に宿泊先のいこいの村しまねに邑南町のスタッフさんが迎えに来て、瑞穂ICまで送ってもらい、9:41発の高速バスで広島駅新幹線口まで行く予定でした。
朝起きたら、窓の外は霧?というかガスというか。一面真っ白。
それが見る見る晴れてきて、
ふもとまで見渡せるように。ということは、けっこう風が強いということ。
で、JR瀬戸大橋線の運行状況をみると、運転見合わせ予報が。道路の方は、通行止めになっていないのを確認。岡山からは特急南風11号で高知までつもりだったけど、これはバスで瀬戸大橋を渡ることになるかも。
それが見る見る晴れてきて、
ふもとまで見渡せるように。ということは、けっこう風が強いということ。
で、JR瀬戸大橋線の運行状況をみると、運転見合わせ予報が。道路の方は、通行止めになっていないのを確認。岡山からは特急南風11号で高知までつもりだったけど、これはバスで瀬戸大橋を渡ることになるかも。
こんな時は、少しでも早く、少しでも先に進む方が良い。
送ってくれるスタッフさんに電話して、早めに迎えに来てもらいました。「で、もしよかったら、このまま広島駅まで送ってもらえるとウレシイのですが…」とお願いしたところ、「僕も広島に出ようかな?と思ってたので、良いですよ」と快諾してくれました。
おかげで、予定よりも1時間早いのぞみで岡山まで移動することができました。送ってもらっている途中で、高速バスの予約を入れようかと試みたのですが、上手く予約サイトに繋がらず断念。で、新幹線の中から、改めて高速バスの予約を試みる。すでに早い時間帯のバスは満席に。16:40岡山駅西口発のバスの最後の一席を予約。高知駅到着予定は19:08。これだと、高知19:53発の特急あしずり13号に間に合う。中村駅到着は21:45。この次のあしずり15号だと、中村駅到着は23:08になる。これだと睡眠不足になりそう。ぎりぎりでバスの予約を抑えることができた。
岡山駅。いちど、新幹線の乗り換え口で係員に尋ねると、すでに予約していた高地行きの南風11号は運休決定。「みどりの券売機で、指定予約変更をしてください」とのこと。そこで、「南風17号以降に変更を」と聞いていたのに、券売機は「南風15号もOK」を出してきた。1時間早く高知に着ける?!連絡のあしずり11号までは74分も待つけど、その間に晩ご飯が食べられる!と喜ぶ。15号の最後の一席に変更。
しかし、運行情報には、「15号まで運休」と出ている。改札の職員に聞いても、やっぱり17号から再開という。しかも、天候によっては、途中で運転停止の可能性も否めないという。さっきの15号OKは券売機側のミスのようだ。
再び、みどりの券売機で指定席変更をしようとすると、機械では1回しか変更できない仕様だそうで、対面窓口に並ぶ。窓口担当さんの話では、やっぱり高知までに運転停止の可能性もあると。しかも、南風17号はすでに満席。19号は残り数席。しかも、運行停止のリスクあり。
ここで決断。特急南風を諦め、保険としてキープしていた高速バスで高知に向かうことに。指定席特急券の払い戻しと、広島→中村の乗車券のうち、岡山→高知間が強風のため乗車できなかった証明を出してもらいました。
やっと高速バスの乗車時刻に。岡山駅に到着したのは11時39分。そこから高速バス発車の16時40分まで、約5時間を岡山駅で過ごしたことに。
高速バスは岡山市内で大渋滞につかまり、最初の停車バス停である津高まで、本来なら15分のところ25分かかった具合。高速道路に入ってからは順調に進み、いよいよ瀬戸大橋へ。鷲羽山を越えると、明らかに違う風量。バスが横に振られるのを感じる。運転手もハンドルを細かく操作して乗り切る。速度は時速50kmに。よく見ると、橋自体も揺れている。とにかく無事に走り抜けてくれることを願うばかり。坂出の工場の明かりが横を通り過ぎた時はホッと一息。
結局、高知駅に到着したのは、定刻よりも数分遅れ。途中の休憩もなく、ぶっ飛ばしにぶっ飛ばした…といっても、瀬戸大橋では時速50kmだけど。
人生4回目(?)の高知駅。乗り継ぎに40分くらいあったけど、近くで開いていた店は、居酒屋の庄やと、餃子の王将のみ。しかも両店とも待ち客あり。
京都ではほぼ見かけない、海抜表示が至るところにあるのは、海が近く、かつ南海トラフ巨大地震への警戒意識の高さ。
今日の役目を終えた特急あしずりの車両。
駅から徒歩1分のホテルでよかった。
駅の画像を撮って、振り返ると、三山ひろしのでかい看板。高知南国市出身らしい、高知ゆかりの有名人。
このツアーで泊まった宿は、二軒とも、この鍵を刺して、刺したままグルっと回すタイプの部屋。中村のホテルでは、ツインの部屋のシングルユースでした。睡眠時間確保のため、晩ご飯はあしずりの車内で食べた、携行食で済ませたことにして、さっさと寝ることに。窓側のベッドに入ったところ、強風の音が轟轟と。しかも、「あれ?暖房効いてる?」というくらいに涼しい…というか寒い。カーテンを開けると、見事な隙間風。そそくさと窓から遠い方のベッドへ移動。一人で泊まったのに、ベッドを2つ使う客。奥のベッドに移動してからは、問題なく疲れ切っていたのもあって、即意識不明に。
翌朝は、この冬一番の冷え込みとはいうものの、いい天気。ホテルのロビーまで土佐清水市のスタッフさんが迎えに来てくれて、そこから車で講演会場まで40分くらい移動。「昨日、瀬戸大橋がタイヘンだったんです」という話から、スタッフさんの瀬戸大橋でタイヘンだった話に。「岡山でF1が開かれた時に、見に行ったんですが、あの時も…」「それって英田サーキットですよね?1994年にセナがサンマリノで亡くなる前のレースの」「それですそれです」と、移動中はスタッフさんとF1話で盛り上がる。
鰹のタタキの薬味セット100円。これは便利!
それと、「土佐のぬた」。他の地域ではたぶん見ることがないと思う「ぬた」。
そしてそして、甘めのさしみ醤油。中村駅のある四万十市のマルサ醤油のさしみ醤油。この100ml276円の醤油は自分で使う用に購入。講演(参照)でも、ネタに使いました。
途中の、土佐久礼駅で「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」と行き違い。
以前、須崎で講演した帰りに目に留まった、山の中腹にある工場プラント。白石工業の土佐工場。炭酸カルシウムを製造している工場らしい。なんだか、宮崎アニメに登場しそうな雰囲気。
以前、須崎で講演した帰りに目に留まった、山の中腹にある工場プラント。白石工業の土佐工場。炭酸カルシウムを製造している工場らしい。なんだか、宮崎アニメに登場しそうな雰囲気。
高知駅の改札では、ハイヤーの運転手さんが手にボードを持って待ってくれている。でも、急いでも飛行機は遅延。「せっかくだから桂浜でも寄りましょうか?」「良いですね!」「あ、でも、料金がいつもよりもグンと上がってしまうからダメかも」で自粛に。「その代わり、チョロっと高知城を回りましょう」ということで、ひろめ市場の北側を通って、高知城へ。
天守閣見えた!なんやかんやと話のおもしろい運転手さん。講演エージェント絡みで高知で講演した人の多くは、彼が高知空港まで乗せているらしい。
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