新居浜市へ

講演(参照)で愛媛県新居浜市へ日帰り出張してきました。たいてい出張前に事前調べをして、乗り継ぎ時間や乗り換えホーム、その他諸々をチェックしてから出かけるのに、今回は、乗り継ぎ時間だけを確認しての出発。

岡山駅に着くと、乗車予定の「しおかぜ」の車両は8600系。何度も見てはいたけど、乗る機会がなかったこの車両。調べたところ2014年の営業運転開始だそうで、あれから10年経って、やっと乗車の機会に巡り会えました。

そんなウハウハ気分で岡山駅を出発して、ふと左を見ると…

381系国鉄色の「やくも」がいるでないの!事前に調べていればわかったことだけど、今回は調べが甘くうっかり。知っていれば、まず「やくも」のホームで撮った後、「しおかぜ」のホームに移動してウハウハ倍増だったのに…とはいえ、偶然、姿を拝めただけでも良しです。おそらく最後の6月末まで、もう見る機会はないと思います。これが最後でしょう。


8600系の車内は、オレンジ基調の車両と黄緑基調の車両があるのですが、今回は黄緑の方でした。写真で見るよりも、明るい色合いでした。

最近の傾向として、座席の背が高くなっています。リクライニングせずに目の高さで写真を撮ると、こんな感じです。前はほとんど見えません。車両真ん中の座席からですが、車両の扉上のLED表示案内も見えません。車窓もほぼ真横だけという視界。

講演控室からの風景。東赤石山方向ではと思います。重くかぶさっていた雲が少しずつ流れていく様子が見られる絶景。
講演を無事に終えて、帰りは8000系のアンパンマン列車。2700系のアンパンマン列車には、何度か乗る機会があったけど、8000系はたぶんなかったと思います。

8600系と同じように目の高さで撮ると、座席背もたれの低さがわかります。とくに先頭車両だったので、流れていく風景がパノラマで見ることができました。

ただし、1990年代前半=平成前期の車両ということもあるのか、窓側座席の足元のこの出っ張りが健在。今でも、空港バスなんかでも見かけるこの出っ張り。この出っ張りはなぜあるのでしょうか?この中には何が通っているのでしょうか?

高松駅に到着。乗り換えに30分近くあるという乗り継ぎ連絡の悪さ。田舎だから仕方ない。慌てる必要もない。ノンビリ穏やかに待つのみ。

構内をブラブラしていたら、「しこくスマートえきちゃん」のキャラクターがウロウロしていました。スマホでないと損する時代になったんですが、追い付けない人にはさらなるしわ寄せ?圏内を行ったり来たりするだけなら使い勝手もあるだろうけど、僕のような出張人には、あんまり御縁がないような気もします。全国一律でこういうサービスがあるなら、真っ先にインストールしたいです。

高松駅といえば、このゴッツイ車止め。これでも止まらないくらい暴走していたら、もうお手上げでしょう。
高徳線のホームで、運転手の引き継ぎ?同じくらいの世代の運転手同士が仲良さそうに会話してました。こういうノンビリした光景は良いもんです。こういう光景に対して「真面目さにやってない」「真剣味が足りない」などと難癖つける人がいるようですが、こういう余裕があればこそ、安全な運行ができるし、ちょっとしたコトも引き継げるのだと思います。
高松駅から数駅の両親宅の最寄り駅。昔は、ただただ突っ走っているだけの区間だった場所に、突如駅ができ、最寄りから徒歩6分になった両親宅。運行本数の少なさとはあるとはいえ、都会ならかなり便利な立地…のはずだけど、どういうわけだか、あんまり便利に感じられないのはなんだろ?
駅から親の家までの間にあった空き地。以前はアパートが建っていたと思うけど…そういえば、駅から親の家までに店が一軒もない。コンビニでもあれば、少しは便利感が上がるのかも。そして歩いている人もいない。通るのは車ばかり。時間帯のせいもあるだろうけど、人の姿が見えない町というのは、なんとも寂しいものです。
両親は元気そうでよかったです。マイペースっぷりは加速している気がしますが、もはやいい歳。讃岐弁でいうところの「めんめの好きにしぃまい」です。好きなもの食べて、好きなことして、機嫌よく過ごしてくれた…と思います。

帰りの高松発のマリンライナー。岡山からの「のぞみ」。どれも終電近かったので、混み混みかと思いきや、意外と空席の多い帰路でした。新大阪からUSJのお土産と思われる袋を抱えた客がドッと乗り込んでは来たものの、僕の隣が埋まることはなく、落ち着いた車内でした。そういえば、行きも帰りもすべて隣席は空いていたな。

高徳線の列車を待っている間、寒風吹きっさらしのホームで凍えたけど、帰ってきた京都は、風は弱いのにジンジン寒い。これぞ底冷えか!と改めて実感。

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