神栖市へ
茨城県立神栖高校と波崎柳川高校への講演で、一泊二日の神栖市ツアーに行ってきました。またまた茨城県。とにかく最近茨城県への出張だけでなく、オンラインの講演も茨城県からの依頼が多いです。茨城バブルです。いろんな所へ行きました。いろんな町の事を調べました。とはいえ、茨城県は広いので、全然行ききれる気がしません。
さてさて、茨城県右下端の神栖市。今回は、総武線で千葉まで行き、そこから成田線に入り、成田駅で銚子行きに乗り換えて小見川駅で下車。そこからタクシーで利根川を渡り神栖高校へ。
品川から総武快速のグリーン車に乗ったんですが、事前購入できず車内で購入することに。ところが、車掌さんがいわゆるコミュニケーションのできないタイプの人のようで、全然言葉が通じない。こっちが鉄道初めてみたいな人ならいざ知らず、いちおう乗り鉄の端くれ。事情はわかっているけど、「その聞き方ではアカンやろ」という問いかけ。あれで、JR東日本の車掌が務まるとは、東京の人の足りない発言を汲み取る能力には驚きます。関西のオッチャンオバチャン達相手では、たぶん仕事させてもらえないと思います。でも、不快というよりは、「へ〜こんな人がいるのか!」と驚きと発見が勝った気持ちでした。
錦糸町駅からスカイツリー。
そして、お馴染みになりつつある錦糸町駅のスカ色電車の並び。E217系が完全にいなくなった光景。この平ぺったい顔も見慣れるんでしょうか?
いい天気の下、小見川駅まで到着。成田から小見川までは、通学電車の様相でした。期末テストが終わったのか、ヤレヤレ感あふれる車内だったような気がします。あとは、西洋東洋南アジア各地からの皆さんと思われし乗客がほとんどでした。
小見川駅なんて、次に来る機会はいつになるでしょ?もう一生来ることがないかもしれません。成田駅で電話で予約したタクシーが待っていました。前の日に予約しようと思って電話したら、「当日にお願いできますか?」って。京都だと、前日くらいじゃないと予約できないですけどね。ノンビリしてます。
高校まで送ってもらいました。途中で、「サーキットの狼ミュージアム」の前を通りかかった時、運転手さんから「サーキットの狼ってご存知?」と話題を振られました。スーパーカーブームは、まさに「サーキットの狼」から出たと言っても過言ではないと思いますし、子どもの頃「まさにドンピシャ世代」でした。
「ところで、この建物って、どことなくパチンコ屋さんっぽい形ですね」
「あ、わかります?もともとパチンコ屋です」
「やっぱり?!」
だそうです。
さてさて、車社会の茨城県で、それも公共交通があるのかないのか、本当によくわからない神栖市。さっさと晩ごはんを食べないと暗闇の中を歩き続けないといけないかも!というのもあって、午後4時半頃から晩飯を探す。
神栖高校での講演を無事に終えて、お宿の「ホテルルートイン神栖」へ。
全国どこへ行っても、ほぼ同じような客室(な気がします)。神栖市は合宿施設が多いのか、大部屋ドーンという旅館タイプがたくさんあります。一人で8畳間なんて、きっと寒くなるだろうなと思うし、ルートインにはたいてい大浴場があるので、それもあってよく使ってます。
さてさて、車社会の茨城県で、それも公共交通があるのかないのか、本当によくわからない神栖市。さっさと晩ごはんを食べないと暗闇の中を歩き続けないといけないかも!というのもあって、午後4時半頃から晩飯を探す。
肉野菜定食餃子付き1,130円。満足でした。「餃子の王将」とはまた違った餃子の味。もしかすると!で気が付いたんだけど、僕の人生初の「大阪王将」だったのかもしれない。
肉野菜と餃子で腹一杯になった後は、ちょっとコンビニに寄っておやつと散歩。
しかし…このバカでかい道路の脇にある、人も自転車も犬もほとんど何も通らない歩道を歩いていると、「ここは日本か?」と思うくらい。小さな商店もなく、買い物は車が入る大きな駐車場のある店ばかり。アメリカの街もこんな感じで、歩いて過ごすと異様な雰囲気。車社会を歩いて移動するのは本当に変な感じ。
ホテルの窓からはカネカやAGC、扶桑科学工業などの工場群。
夜明けから、工場に向かう道路は大渋滞。これもアメリカっぽい。似たような光景だけど、クラクションがあんまり聞こえないところが日本的。
講演は午後から、チェックアウトは10時。部屋から出て、「コメダ珈琲」ででも時間を使おうかと思っていたら、「ロビーを使ってもらっていいですよ」とフロントの方から声をかけてもらえて助かりました。コーヒーはあるし、静かだし、エアコンは効いているし、トイレもあるし。ユックリ過ごさせてもらいました。持っていたKindleで読書が進みました。
お昼は、ホテルから、昨晩とは逆方向へ。ホテルにあった手書きのご近所マップでオススメとして紹介されていた「とんかつ東京軒」へ。ひれかつ定食1,600円。分厚いとんかつの表面はサクサク、中はしっとりジューシー。美味しいひれかつでした。
ホテルまで散歩。途中の講演のベンチで日向ぼっこ。天気が良くて最高でした。雨だったら、こんな事できなかったな。
波崎柳川高校は、ピンクの建物でした。ピンクの建物ということで、一瞬だけ、ワイキキの"THE ROYAL HAWAIIAN RESORT WAIKIKI"を思い出した。
さてさて、問題は、波崎柳川高校からの帰り道。鉄道の駅はどこへ出るにも遠い。ここはバス一択。とはいえ、アートホテル鹿島セントラル高速バスターミナルまでの足が…でした。バスは1時間に1便程度だし、系統やら何やら旅行者にはよくわからないし、タクシーだと5,000〜6,000円という距離。神栖市役所のスタッフさんに送ってもらえて、本当に大助かり。
バスターミナルからは、10分おきくらいに東京駅行きのバスが出ていて、他から来てターミナルに立ち寄って出ていく便もあれば、始発便もある。前の便が出たところに到着したので、切符を買ってトイレを済ませて…と思っていたら、またバスが来た!作業服のおっちゃんが「来たよ来たよ」と急かすので、「え?アレの次ってことは、コレが乗るやつ?」と焦った。どうやら、その前の便が満席だったので、増発便が出ていたらしい。バス停に並んでいるお兄さんが、「次は始発だから確実に座れますよ」と教えてくれて助かる。僕が乗ったJRバス関東・かしま号は、わりと空席の目立つ運行状況でした。
広々として平野風景をスーッと流れるように走る高速バス。やっぱり日本じゃないみたいな光景でした。バス旅がおもしろいのは、ターミナル近くになって見える街の様子。潮来ICから成田空港をかすめて、千葉を通り抜け、両国JCTからクネクネすると、ぽんと左手に見える清洲橋。前回の高萩市からの帰りは2分で乗り換えるという大急ぎ乗り換えだったけど、今回は、20分の乗り換え。ユックリ弁当を買う時間もある。目に飛び込んできたキンパを買って車内に持ち込む。たいていは、品川を出るまでは待つんだけど、今回は腹ペコゆえ、東京駅で座席に着いてすぐ食べ始め。品川駅に着く前に弁当箱も処分。
そんなときに限って、品川からも新横浜からも隣は乗ってこない。京都までユックリ過ごせました。
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