神栖市へ

 

昨年に続いて、茨城県立神栖高校と波崎柳川高校への講演で、一泊二日の神栖市ツアーに行ってきました。

今まで続けてきたリハビリは、この神栖市ツアーが当面のゴールだったといっても過言ではないくらい、一区切りの目標にしてきました。静岡での結婚式に参加したり、五反田での収録へ行ったりというのも、神栖まで距離を伸ばすためのリハビリの一環であったと位置づけることもできるくらいです。そのくらい遠いし時間がかかるわけですが、なんとか無事に講演して往復できました。

次は、来月にある波崎高校での講演です。これが千葉県の銚子経由で片道6時間かかり、しかも日帰りという超難関。日本広しと言えども、片道6時間以上の目的地はなかなかありません。これを遂行できれば、講演に関してはほぼクリアーといっても良いと思うんです。今回は、波崎高校での講演の最終ステップ一つ前という位置づけでしょうか?

さいわい、神栖市ツアーも銚子経由の波崎高校往復も、去年行っているので、ある程度様子がわかるというのが救いです。これがまったく行ったことのない土地なら、またハードルは高くなると思います。

というわけで、前置きが長くなりましたが、神栖市ツアーの覚書。京都からは新幹線。品川まではSワーク車両のPシート。Sワーク車両では「S Wi-Fi for Biz」が使えるという話だったけど、全然繋がらないのは、普通車のWi-Fiと同じ。

品川駅から総武線快速のグリーン券を買おうとして、またSuicaカードを忘れたのに気が付いた。駅で買うには、Suicaのカードがないとダメ。ICOCAでも、ましてやPiTaPaでもダメ。そしてモバイルSuicaでもダメ。なんともはや…トホホ。またやってしまった。「モバイルSuicaががるから、もういらんな」と思ったら、やっぱりカードが必要だった。

結局、車内でちょっと割高なグリーン券を購入。こっちはモバイルSuicaで支払いができた。

毎度おなじみのお上りさんが撮る一枚。
総武線快速が成田駅に着く頃には、残り乗客数名状態。そこから、成田線の銚子行きに乗り換えて、小見川まで。そこからはタクシーで神栖高校へ。ここも同じ。
講演後、ホテルまで送ってもらい、その後、レポートを書き残したら、すぐに晩ご飯へ。ホテルは去年も泊まった「ホテルルートイン神栖」。そして晩ご飯を食べるのは、「大阪王将」これも同じ。同じだと、余計なことを考えなくていいので、身体のことだけ心配していればいいので楽。


ただし、食べたのは、去年は肉野菜定食だったんだけど、今年は肉野菜炒めとエビレタスチャーハン。

食後、更に遠くのセブンイレブンまで行って、ちょっとしたお菓子と飲み物を買うのも去年と同じ。


しかしまぁ、神栖はダダッ広い。道路を歩いていても、道の際まで建物が迫ってきてないので、広々と感じます。で、行き先の建物は見えてるのに、なかなか近づかない。去年も思ったんだけど、「やっぱりアメリカみたい」な感覚。
翌朝、気がつけば午前8時。寝たのは22時。10時間も寝てた!意識では大丈夫だと思っていても、身体は疲れていたのかもしれない。ホテルの朝ごはんを食べた後、10時までやっている大浴場へ。9時過ぎの大浴場は、最初から最後まで貸し切り状態。

そして、午前中、再び昨晩のコンビニまで往復することに。もともと講演のための事務書類が必要で、印刷までしながら、あとは収入印紙を買って貼って捺印するだけだったのを、家の机の上に置きっぱなしで来てしまったから。神栖市の担当さんに印刷をお願いして、僕は収入印紙を買いに行くことに。

その帰りに、

真言宗のお寺があるのでした。真言宗の宗祖といえば、郷里の香川県が生まれの空海。こんな茨城県の端っこでも弘法大師と会えるとは…。
神栖には宿泊施設がたくさんあるんだけど、どうやらこの看板に書かれているように、工事関係者とスポーツ合宿の客が多いらしい。

行って帰ると昼ご飯の時間。時間というか先に腹が減って、「あぁもうそんな時間か」と気付いた。

お昼も去年と同じく「東京軒」。ただ、去年はヒレカツ定食にしたら、4切れで腹一杯になってしまったので、今回は「ヒレカツ定食小」にして、3切れになった分、シュウマイを一つ別で注文。

ここのトンカツはソースや辛子が不要。肉が美味しいんです。ご飯も炊き加減が最高で、漬物も味噌汁も美味しい。で、「とんかつ屋のシュウマイ?」と思ったけど、食べてみて納得。こりゃ皆んな注文するわけだわ。大将の寡黙ながらもテキパキした所作も、女将さんの笑顔も素敵。来年も来たい!

すっかり満足な胃袋を抱えて、食後の散歩。神栖には鹿島臨海鉄道鹿島臨港線の配線跡が残ってるんです。しかもホテルのそばを通ってるんです。去年、ホテルからこの線路に気が付いてはいたものの、できなかった廃線跡探索。



レールと道路の溝がかなり埋まってきています。このまま、道路と一体化するのも時間も問題かもしれません。

ついでに、ホテルのそばを通る線路へも近づいてみました。



いやもう、念願かなって大満足でした。これから波崎柳川高等学校での講演だというのに、すっかり神栖市ツアーに満足してしまいました。

講演の後、神栖の海岸沿いの風車を見ることができたのも良かったんだけど、実は、去年、思いがけず良かったのが、
神栖セントラルから東京駅行きの高速バスからの眺め。これをバスの先頭席で見たかったんです。講演の後、市役所の担当さんに送ってもらい、バス乗り場に到着したのは、バス時間の数分前。しかも、チケット売り場は改装中で閉まっている。おまけにこれからのバス旅に備えて、トイレにも行きたい。「チケットはどこで買う?」「トイレはどこ?」焦る!バス待ちの人は10人くらい。乗車に時間がかかるとは言え、そんなに時間の余裕はない。困った時は人に尋ねるのが一番。

すると、「地元じゃないから、よくわかんないんだけど…」と答えてくれた中年男性から、トイレの場所から教えてもらい、僕がトイレをしている間に、彼はチケットの買い方を聞いてくれていたのでした。チケットはバスの中でも買えるとのこと。お礼を言って、大急ぎでバスに向かう。切羽詰まったせいか、意外と走れました。

そして、最後の乗車客になったのですが、一番前の席が空いていました!これが撮りたかったんです。去年より、少し薄い夕焼けだったけど、晴れてて良かった。

帰りの東京駅からの新幹線は、予約していた便よりも20分繰り上げた便に、直前で変更。

キンパを買って車内で食べるのも去年と同じ。でも、今回はグリーン車。さすがにくたびれるだろうと思って、前もってグリーン席で予約を入れておきました。グリーン席の座席自体は、僕の足の長さにあってなくて、尻を座席の一番後ろまで入れると、座面よりも膝までの長さの方が短く、文字通り座りが悪いのが難点。でも、照明が電球色なのは落ち着く。普通車の蛍光灯色は仕事感覚になってしまって全然落ち着かない。

ゆっくりリラックスして過ごせたせいか、あっという間に京都駅に到着した感じ。そして無事に帰宅できました。

神栖市までの一泊二日の講演ツアー。講演もできて、往復もできた。無事に講演出張に復帰できてホッとしたし、この生活に戻れたことがうれしかったです。来月の銚子経由での神栖市波崎高校での講演に備えて、さらにリハビリを頑張らないと!


コメント

このブログの人気の投稿

雪が積もりました

広島市へ

Lucas Ricciotti